自筆遺言書の書き方

東京都荒川区の行政書士、荒原です。

今日は合同会社のメリットに続き、自筆遺言書の書き方をお話します

ノート

 

自筆遺言の場合には、

・何に書くのか?

→どのような書類でも構いません。ただし、あくまで自筆で書くので、パソコンでプリントアウトはいけません。
何も書かれていない書類をご用意ください。

 

 

・ペンは?

→ペンは容易に消せない物です。つまり、シャーペンやフリクションといった消せるボールペンは不可です。
認められるのはボールペン、毛筆などの消せないものです。それらで自筆で書くことで自筆遺言書として認められます。

 

 

・何を書く。
→一般的には次の3つです。
1相続人への相続財産の相続及び、相続人以外の方への相続財産の遺贈(遺言書で財産を贈与すること)
2家族への思いを書く,付言事項
3遺言執行者について

基本的には上記を書くことが多いです。しかし遺言書に書くのは、財産に関すること・身分(認知や相続人としての排除することなど、人の身分に関すること)に関することです、

そのため上記以外にも子供の認知、相続人廃除といった身分に関すること、遺産分割の計算方法などの財産に関することなど、多くの事を書いたりします。
ただし一般的には上記の3つを書きます。
1については以下の例で土地を相続する場合を書いておきます、ご参照ください

例)
第1条 遺言者は下記財産を長男○○に相続させる。
1土地
所  在 東京都荒川区△丁目
地  番 △番△
地  目 宅地
地  積 ◇◇,◇◇平方メートル
2預貯金

○○銀行 ○○視点 普通(または定期)預金 口座番号○○○○○○


上記の例のように書きます。土地の場合には登記簿を参考に書いてください。

建物の場合も同様に登記簿を参考に書きます。
現金の場合には現金○○円、
預金の場合には例のように
銀行名、支店名、預金の種類、口座番号を羅列してください。
遺贈の場合には相続させるを遺贈すると書いてください。


2付言事項については家族への思いを書いてください。

例)
長男○○は家族を守り、私亡き後、母◇◇を支えていくこと。
または
このように分割するようにしたのは、私の介護をしてくれた長男○○に多く残したいこと、妻○○を私が亡き後に長男○○に支えて行ってもらいたいからである。

上記のように付言事項では、
・家族への思い
・これからどのように過ごしてい居てほしいか?
・なぜこのような遺言書を作ったか
などを書くことで、家族へ皆様の思いを伝えることが重要です。

この付言事項がしっかり書くことで、遺言書を書き、財産の分け方を決めるだけでは防げない、家族の仲が悪くなる事を防ぐことができます。
仲が良かったご家族が一番揉めるのは、亡くなった方の意思や思いが伝わってない時です。
ですから、思いの部分である付言事項をしっかりと書くことは重要です。

 

 

3遺言執行者とは、遺言書の通りに相続が行われるように遺言書の内容を行っていくものです。
ご家族や弁護士といった専門家に依頼して、依頼した専門家やご家族をお書きください。

例)遺言者は、遺言執行者として長男○○を指定する。

 

 

・最後に書かなくてはいけない様式
→先ほどの内容は別に書かなくても問題はありません。書いてなくても遺言書として認められます。しかし下記は書かないと認められません。

それは
1書いた日付
2遺言者の名前(できれば。名前と一緒に住所もお書きください)
3印

遺言書の最初に遺言書と書き、最後に日付と名前を書き、名前の横に実印を押してください。
ただし
1書いた日付については必ず年月日を書いてください。○○年○○月吉日や月日のみでは認められません。
2について、遺言者の住所と名前を書き、名前の横に実印を押してください。

 

以上、自筆遺言の書き方の説明になります。
最後に妻の花子、長男の太郎さんを相続人として、行政 次郎 さんの遺言書を例として書きます。

 

例            遺言書

遺言者 行政 次郎(昭和26年6月24日生)は以下のように遺言する。

第1章 遺言者は遺言者の有する下記不動産を妻 行政 花子(昭和28年8月23日生)に相続させる

1土  地

所  在 東京都荒川区南千住○○丁目
地  番  ○○番○○
地  目 宅地
地  籍 ○○.○○平方メートル

2建  物

所  在 東京都荒川区南千住○○丁目○○版○○号
家屋番号 ○○番○の○
種  類 居宅
構  造 木造ストレート葺2階建
床  面  積 1 階 ○○.○○平方メートル
2 階 ○○.○○平方メートル

第2章 遺言者は、遺言書の有する下記の財産を長男 太郎(昭和52年2月18日生)に相続させる。

1○○銀行 ○○支店 定期預金 口座番号○○○○○○ の遺言者名義の銀行口座
2現金 ○○万円

付言事項

この遺言書を書いたのは、私の願いである家族が仲良く暮らしてもらいため、そして私亡き後に妻 花子が幸せに暮らして行けるように、長男 太郎にすべてを託すためである。長男に現金と預金を相続させるのは、妻花子が幸せに暮らせるように、妻花子に何かあった時に長男 太郎が支えることができるようにしたためである。
長男 太郎は妻花子と共に一緒に暮し、支えてくれるように心から願う。
そして最後に長男 太郎と妻 花子に感謝を伝えたい。私の人生は本当に良いものとなった、ありがとう。
平成26年8月23日

東京都荒川区南千住○○丁目○○番○○号

行政 次郎  印

 

上記はあくまで例です。これはあくまで一般例で、このように全ての遺言書が書けるとも限りません。また書きたい内容が違う事もあるかと思います。

そこで、ご不安の方はお電話でも、お問い合わせメールでもご連絡ください。

 

長い説明になりましたがお読みいただきありがとうございます。

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