婚外子の相続分に関する差は違憲

東京都荒川区の行政書士、荒原です。

今日は非嫡出子と嫡出子の相続分に関する民法の規定は違憲だという判決が出ました。

 

婚外子の相続分は前のブログにても書きましたが、

今まで嫡出子;婚外子(非嫡出子)=2:1

 

判決嫡出子;婚外子(非嫡出子)=1:1

とかわったのです。

 

このように変わったわけですが、なぜか?

判決で問われていたのは、子供には親が婚姻しているかは選ぶことができないということから、

その選べない原因で差ができることは平等とは言えない。

法の下に平等を言う憲法の規定に、そんな民法の規定が違反しているという判決です。

 

ただ、まだ判決が出ただけで法律の改正が行われていません。

改正されるのは早くて年内に議決、来年に公布・試行になるかもしれません。

 

では、どんな場合に影響が出るか?

例えば、婚姻いていた夫婦が離婚後、夫がとある女性と未婚ながらお子様Aを授かった場合です。

今までは、前妻との間に子がいた場合にはお子様Aがもらえる相続の額は前妻との子の半分でした。

しかし法改正がなされれば、全くの同額になるのです。

このような影響で、離婚した後に婚姻という形がなくても子に財産をしっかりと残せるようになったことで、

より婚姻の意味が薄くなるかもしれません。

この判決がどの程度、世の中に影響が出てくるのかは注視していきたいです。

 

追記ですが、

非嫡子と嫡出子の規定と似た規定が民法あるのはご存知でしょうか?

兄弟の相続分に関する規定です。

こちらの規定は亡くなった方にお子様がおらず、ご両親も存命でない場合に、ご兄弟が相続されるのですが、

母が違う、また父が違うご兄弟は、父母が同じご兄弟の半分しか相続できません。

あまり知られていないのですが、この規定もあるのです。

これには嫡出子か非嫡出子かは関係ありません。父母が一致しているか、一致してないかの違いです。

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